MON MURMURE

Got7を推してます

推しが2年半ぶりに日本に来た

お久しぶりです。今年の2月あたりに激重日本ジェクペンの呟きを書き記して早10ヶ月…まさかこんな題名の記事が書けるなんて夢にも思っていませんでした。今でも夢だったんじゃないかなとふと1週間前のことを思い出します。まだ気持ちがナゴヤドームにあるうち(?)にこの記念すべき日に感じたことをここに残しておこうと思います。

 

 

さて、そもそも推しが日本に来ただけで何でここまでフィーバーしているかというと、まあ私の推し、Got7のジャクソン(以下ジェク)が2年半前に日本活動をしなくなり、その後一切日本に来なくなったんですよ。詳しい文面やら色々は以前のブログをどうぞ…→

推しが自国に来ないという事とは - MON MURMURE

今後日本での活動に参加しないってちょっと今でも意味分からない文言すぎて笑えてきちゃうな(笑えない)。でもその後に続く文を見てみると「特別な例を除き」という謎の一言がある事に気付くだろう。

 

「特別な例」????????????????

 

正直いうとこのメールが届いた当時、そしてしばらくの間はこの文言なんか全然見てなかった、というよりそれ以上に推しがこなくなったショックがでかくて気にする暇もなかったのだが、じきにこの文言の意味することとは…と考えるようになった。ただもう早々に日本公式のメンバー紹介ページからは綺麗さっぱり消されているし、日本活動でもジェクのジの字もないくらい彼の面影はないし。特別な例だとしても日本に来るとは到底想像もつかない状況がずっと続いていた。

 

そんな中今年もやってきたMamaのシーズン。毎年Got7は一番大きな開催地香港に参加しており今年も日本には来ないかしらと思っていたところ、何と今年は名古屋開催、しかも名古屋のみの開催だと発表される。

待って…名古屋のみ…Got7は絶対呼ばれるじゃん…(謎の自信)ということは…え…待って…

そしてパフォーマンスアーティスト第一弾に早々にラインナップされるGot7。少なくとも名古屋に来ることは確定した。

 

待って、何人で来る????

 

さてやってきた人数問題。マジでずっと悩まされてきた人数問題。開催地は日本。しかし管轄は日本公式ではない韓国の音楽授賞式。しかもでかい年末の授賞式。7人揃わないほうが色々とツッコミどころがあるくらい大切な年末の授賞式だけど、2年半ずっと来なかった、活動を完全に行わなくなった国に推しが来るのか確信が持てない。

ただ仮に来た場合、2年半ぶりに7人が見れるステージをこの目で実際に見れない後悔の方がきっと彼が来なかった場合のショックより大きいと思ってとにかくチケット先行に応募しまくった。そして二次でどうにか引っかかった。

とりあえず自分のチケットはご用意されたが、最後の最後まで彼が来るかは分からない。名古屋開催、日本活動の管轄ではない、そしてついに謎の特別な例が発動される時が来るのではないかという期待と、いくらの日本開催でもジェクが来るとは期待しない方がいいという気持ちと様々な思いが入り混じっていた。アガセの中にもとにかく今回はジェク来るでしょ!という興奮抑えきれぬツイートをする人、それに対し決まったことじゃないのに期待しすぎるなというツイートをする人、様々だった。どちらの気持ちもすごく分かる。ただ、今回ばかりは「来るよね!」という断定的な言い方をしない限り、来るかもしれないという期待はさせて欲しかった。それだけ条件も揃っていた。ジェクと日本関連の問題(というよりファン内での意見の食い違い)はちょくちょく起こっていて、その度に来ないメンバーのファンであり圧倒的マイノリティーである日本のジェクペンは期待もできず静かに見守るしかなかった(LoveLoopの掛け声云々が記憶に新しいが笑)。ずっとそんな状態だったジェクペンが、日本関連のものに期待が出来るなんて何年ぶりだろう。いないのは分かっているのに、毎回発表される日本活動のティーザーに僅かな期待を持って見ては当たり前に推しの姿は見当たらずに静かに肩を落としていた。どんどん洗練されていく日本活動曲に推しはいない、そして6人が幸せそうに肩を組んで歌う姿に多くのアガセが感動している中、全く感動できない自分が嫌だった。

今回の日本活動管轄でない来日で全てが変わることなどないことは分かっていた。日本活動に復活するわけではないし、日本開催の大きな授賞式のために来日するのはある意味当たり前かもしれない。人それぞれ感じ方は違うし、それで良い。ただ、私にとっては大きなことだった。「特別な例」が少なくとも存在する証明になるし、どんなことがあっても日本に来ることがなかった推しが日本に来て、2年ぶりに7人が日本に揃う。きっと、自分の中での日本活動への向き合い方が変わると思った。

 

様々な噂やサイン会での証言が飛び交う中、ついにMamaまであと1日となった。私は前日から名古屋入りをするため名古屋行きのバスに乗り込んだ。そろそろ今日あたり出国するのではないかと期待しつつも、ショックを受けすぎないよう期待を最小限に抑えていた。もう2度と大きなショックは受けたくないし、来なかった場合に推しが盛大に叩かれるのも絶対に見たくなかった。気を紛らわせるため全く違うジャンルの動画を見ていたが、ふとツイッターを開いたら7人の空港写真があがっているのが目に入った。その写真を見た瞬間、自分でも想像していなかったくらい想いが溢れた。

 

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7人で仁川空港から日本に行く姿がまた見れるとは…

見てよ;;;;超派手;;;;(そこ?)

ここ2年、日本行きの空港写真は当たり前に6人だった。それが、7人だったのだ。何回数えても7人なことに感動してバスの中で変な声を出しながら泣くわ鼻水は出るわで大変だった(汚い)。幸いにも隣の人はお休み中だったので声を押し殺しながら泣いた。バスでいきなり隣の人が泣き始めるの割と恐怖体験ですよね、隣の方寝ててよかった…()

空港写真だけでこんなになっていやいやMama当日どうなるの?という感じだったが、もうどうにでもなれという感じだった。これでよっぽど直前に何かが起こらない限り7人を見れることが確定したのだから、当日は思いっきり泣いて思いっきりその幸せを享受しようと思った。

 

そしていよいよ当日。

様々なグループのファンで溢れかえるナゴヤドームを前に、ついに2年半ぶりに7人が揃う姿を見れるのかと謎に緊張していた。私は6人になってからの日本の活動は割と早々に行くのをやめ、韓国のライブに飛んでいたので別に推しに会ったことが無い訳ではなかったし、なんなら6月にソウルコンに行っていたので、初めて会うわけでも2年半ぶりに会うわけでもなかった。それなのに何故だかすごく特別な気持ちだった。

そしてとても嬉しいことに、会場で普段なかなか現場で会えないジェクペンにたくさん会えた。なんの負い目もなく日本でジェクのうちわやボードを持って推しに会えるとワクワク出来ることが幸せで、同ペンの子たちと推しの話をできることが幸せで。推しが自国に来るってこんなに嬉しいことなんだって、皮肉にも失ってから気付いてしまったのだ。今まではこの気持ちに気付いていたら彼が来なくなる前にもっと遠征しまくっていたのにと後悔ばかりしており、再び会う機会に恵まれるなんて夢にも思っていなかった。Kpopはメンバーの流動も激しく、様々なことが突如として起こることもしばしばある。明日は我が身、推しが当たり前に活動してくれているうちに推せることがどれだけ幸せなことかと思うことが多い中再び会える例ははっきり言ってすごくレアなことで、今回のことが本当に幸せに感じられたし、あまりこういう言い方はしたく無いのだが2年前の自分が報われたような気がした。

 

ナゴヤドームの雰囲気はすごかった。やはり天下のBTSのファンであるアーミーの数がめちゃめちゃ多く、彼らの人気具合をひしひしと感じるとともに連番で取っておらず一人で席に座っていた私はややアウェイ感も感じていたのだが、7人が見えたら羞恥心など宇宙の彼方に消えた(怖…)。残念ながら私は全然ステージからもアーティスト待機場所からも遠い天井席だったのでそれこそ待機場所でのモーメントをレポできるわけでは無いが、同じ空間にいたからこその会場の盛り上がり具合のレポくらいならできると思うので少しだけ。より詳しいレポはもっと席が良かった方とかがしてくれているのでそちらへGO(他力本願)。

まずパフォーマンス。Eclipse、You calling my name、そしてCrash&Burnの三曲のミックスだった。後半の二曲は最新アルバムの曲なので初めて聞けて最高だった。You calling my nameはドームという大きな会場で聴くとかなりお腹に響くズンズン系の曲(語彙力の欠如)なのが意外だったし、Crash&Burnではその名の通りクラッシュしたしバーンした。何より、ステージに7人いるのだ。ジェクのパートでジェクの声が聞こえてくるのだ。目で追う主軸となる人物がいるのだ。こんなこと当たり前すぎるかもしれないし、実際韓国のライブに飛んでる時は自分でも当たり前に感じつつあったが、改めて日本でも推しがステージにいて7人が揃っていて推しのパートで推しの声が聞こえてくることに胸がいっぱいになった。日本にいるのに、6人のステージを見て目で追う主軸がおらず他のメンバーですらまともに目で追うことができなくて虚無ばかり感じていたあの時と違う感情になっているのが不思議で、同時に本当に幸せだった。たくさん声援を送りたいのに、あまりに胸がいっぱいになっていて「ハア…」とか「アア…」とかしか言えなかったのはマジで許してほしい。激重オタクなんで…

 

次にパフォーマンス以外について。推しが本当にリラックスしていてある意味いつもの彼だったのが本当に嬉しかった。とりわけリアクションが豊かな彼がまた日本で見れたこと、そして何故かそれがカメラに抜かれることが多かったことに自然と笑顔になった。もはや2019年Mnet Asian Music Awardsのリアクションオブザイヤー(そんなものはない)を差し上げろと思った最高のリアクション芸がこちら。

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パクジニョン(PDの方)のビニール衣装パフォーマンスを見たときのガチでショックを受けるジェク

会場が一気に沸きまくった。マジで。しかも爆笑の方で(笑)

私の周りの他グループのファンの方はもはやGot7という名前は知っているけどメンバーはほぼわからないという人が多かったのだが流石にこの顔がモニターにどでかく映ったときは手を叩いて大爆笑していた。もちろん私も超笑った。こんな面白いことある??久々に来てくれただけで、パフォーマンスしてくれただけで幸せなのにジェクの場を盛り上げる面白キャラ炸裂なところまで見れるの????神??????

他のアイドルがカメラに抜かれると、カメラに気づいてから表情をきめていたのだが、リアクション芸人(芸人ではない)ジェクはカメラに抜かれた瞬間からすでに表情が出来上がっていた。マジでワイプ芸人かと思った。(だから芸人ではない)私が大大大好きな面白いジェクが見れた喜びといったら…この顔は後世まで語り継いでいこうね…

 

そしてGot7は今回2個賞を受賞したのだが、そのうちの1つであるWorld wide fans choiceを受賞した際のスピーチがお決まりの韓、英、中、タイ語での挨拶だった。ベンベンがタイ語で超チャーミングに挨拶をしてマイクがジェクに渡った瞬間、歓声がめちゃめちゃ大きくなった。ジェクと呼ぶ声も所々から聞こえて、そして何よりジェク本人の表情がフッと緩んだような気がした。何となくそもそもジェクペンが多かった感じもしたが、そうでなくとも久々の日本でのステージに立つジェクを迎える空気が想像以上に暖かくてすごく安心したのを覚えている。そして、ジェクが「大家好」と言葉を発した途端会場は歓声に包まれ、私はごう泣きした(怖)。いや、まさか「大家好」で泣くとは思わなかったのだが(最初で最後)ジェクがファンに向けて力強く呼びかける声が聞けて今までの色んな気持ちが緩んでとにかく泣いてしまった。もちろん意味わからないタイミングで一人泣き出す私に周りのファンはどうぶつ奇想天外みたいな感じで見てきたが、この二年間抱えていた感情を抑えきれなかった。本当に、本当に嬉しかった。中国語はちょっとしか勉強したことがなかったのに、この日ジェクが言ってることがわかったような気がした。(気がしただけ)

 

途中二、三回入った休憩中もGot7は裏にはけずにアーティスト待機席にいて近くのファンに向けてたくさん手を振っているのが遠くの席からでも見えた。そんな彼らが愛おしく、そして2年半ぶりに日本のアガセに歓迎されるのを見てジェクが少しでも幸せを感じてくれたらと心から願った。

終わった後、開演前まで一緒にいたアガセと待ち合わせていたのだが、会った瞬間に声をあげて大泣きしてしまった。ずっと日本に来て欲しいと思っていた推しに再び会えて、7人が笑いあってるのを見れた。そしてちょうど2年前の冬、初めての武道館公演を7人で迎えられなくて悲しくてどうしていいかわからなかった私が、単コンではないものの7人でドームでパフォーマンスしているところを見れたのだ。言葉では表しきれない感情で心がいっぱいになった。

 

久々に日本のステージで見た推しは本当にかっこよくて面白くて最高だった。そんな姿を見たら「次は海外に会いに行くからな!!!」とスッと思えた。

いや勿論、個人的にはやはり日本に来て欲しい。めちゃめちゃ来て欲しい。LoveLoopのループの中にいてくれよ〜と何度思ったか分からない。ソロ活動との兼ね合いなど色々あるのは分かった上で、(別に無理してでも来て欲しいとは思ってないが)単純に個人の感情としてはやはり寂しいのだ。ソロ活動を始めてから見れる最高な一面も多くあって楽しませてもらってるのも確かなのだが。難しい。

 

でも、これをきっかけに日本活動に復活するわけではないし日本のティーザーに推しがいないのを見たらまたシクシクするだろうけど、きっとこの日の思い出が少しでも自分を支えてくれるようになるだろうと思えた。

今回だけでも来てくれたことがどれだけ気持ち的に大きなことか。謎の特例が起こりうることが証明された。彼の来日歴が2019年に上書きされた。大きな進歩だ。

 

 

叶うかわからない彼の日本活動復活を夢見て、それまではきっと「7人」を見にせっせと海外に飛ぶだろう。とりあえずワールドツアー後半戦。待っててガッセブン。